―出発式を開催

　花巻市大迫町の㈱エーデルワインは6月25日、2020年産の白ワイン「五月長根リースリング・リオン白2020」の出発式を同社前で開きました。

　社員や生産者、JA関係者など約30人が出席。小田嶋善明社長は「地域の食の安全と安心を基準にオンリーワンを目指し、県内から東北、世界への扉を開くため挑戦をしていく。花巻市は四季によりさまざまな食材が取れる。その中でも大迫町で栽培するリースリングは気候などが最適で、1年を通して楽しめるワインができた」とあいさつしました。

　醸造部の佐藤文明さんは「令和2年は7月に記録的な降雨による日照不足となり、品質面で非常に心配された年であった。それでも生産者の努力や9月以降の天候の回復により、平年並みの良質なブドウで仕込みを行うことができた。グレープフルーツやリンゴを感じさせる爽やかな香りで、酸味と果実味のあるバランスの取れた味わいに仕上がった。冷やして飲んでほしい」と話しました。

 

―容量の変更も

　同ワインは、「五月長根葡萄園 白 1985」を初リリースしてから36回目の販売となります。来年の同社創立60周年を前に、記念事業の一環として商品名を「五月長根葡萄園」から「五月長根リースリング・リオン白」に変更。ラベルを「五月長根」の文字がより分かりやすいデザインにリニューアルしました。容量も国際基準に合わせ、720mlから750mlに変更しました。

　750mlは2,497円(税込)で2万5,000本、360mlは1,375円(税込)で9,000本を県内8割、県外2割で主要酒販売店やスーパーなどで販売します。

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