JAいわて花巻は5月24日、北上市和賀町の水上牧野で開牧式を開きました。

　生産者やJA、関係機関の職員など約30人が出席。JAの小原卓志常務や市、県、生産者が拝礼し、放牧の安全と健康増進を願いました。

　同牧野は、標高350mの高原に96haの草地が広がります。牛にとってストレスがなく、体づくりの場となり、預託する農家のコスト削減や労力軽減にも繋がっています。

　今季は6日から放牧が始まり、市内の農家17戸が計97頭の雌の黒毛和種を放牧します。牛たちは広大な草地で草をはみ、体を動かすなど伸び伸びと過ごしています。放牧は、10月まで続く予定です。

　1頭を放牧するJA北上地域和牛繁殖部会の高橋光治副部会長は「牛舎で過ごすより運動量が増え、体調が良くなる。体調に変化があればすぐに知らせてくれるため、安心して預けられる」と話しました。

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