JAいわて花巻の西南アスパラガス選果場は4月20日、県内一の栽培面積と販売額を誇るアスパラガスの令和3年産の選果を始めました。

　作業員たち約10人が作業。花巻市と北上市内10戸から出荷された約120kgの選果作業を行いました。選果機で品質と大きさごとに分けたあと、数本ずつ束ねて箱詰めしました。

　営農部北上地域営農グループ園芸課の中村善希さんは「春の主役であるアスパラガスの選果が始まった。4月の低温が影響して昨年度より選果量は少なかったが、5月中旬ころから収穫最盛期を迎える。生産者が一生懸命栽培したアスパラガスを、消費地にしっかりと届けていく」と話しました。

　JA管内のアスパラガスは、全て同選果場に集約して共同選果します。収穫後にコンテナのまま出荷でき、農家の労力軽減になるほか、品質や規格が統一され信頼される産地を確立できることがメリットです。

　JAいわて花巻産のアスパラガスは緑色が濃く、春物は気温の寒暖差もあり甘みが強いのが特徴。今年度は、4月の低温の影響があり露地栽培は4月下旬ころから収穫開始となる見込みです。5月中旬には春芽の出荷最盛期を迎え、選果は9月下旬まで続きます。関東や県内を中心に出荷し、出荷量200t、販売額2億円を目指します。

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