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リンゴ選果場利用者増加 JA出荷の魅力向上

2021年3月23日

 JAいわて花巻のリンゴの選果場利用者が増加しています。令和2年度は、新規利用者15人を含む453人が利用。高齢化による労力軽減の他、地道なPR活動により系統出荷のブランドが定着しつつあり単価が向上していることから、JA出荷の魅力を感じ、選果場の利用が増加しています。それに伴い、数量と平均単価、販売金額ともに年々上昇。令和2年度の販売金額は、JA広域合併(平成20年度)以来最高を記録した平成30年度の7億1,700万円に次ぐ、7億200万円を記録しました。


◆10年続くブランド強化の取り組み

 JAでは、平成20・21年度の単価の暴落をきっかけに、首都圏や大阪府など消費地でのPR活動に10年近く力を入れています。内部品質センサー選果機で選別し、糖度と蜜入り指数が一定の基準を超すサンふじをJAオリジナルブランドの「賢治りんご」として、「はるか」をいわて純情プレミアムリンゴ「冬恋」として販売。これらブランド品種を中心に、消費者や実需者にトップセールスや商談を通して、分かりやすく継続して魅力を伝え続けています。長年にわたる取り組みによりブランド力が高まり、平均単価は年々上昇。JA出荷の魅力が増し、選果場の利用者も毎年増加しています。


 

◆最新式の内部品質センサー選果機を導入

 選果場の利用者が増加している一方、出荷量が増えたことで需要期の年内に選果が終わらず、高い価格で販売する機会を逃していました。そのことから、令和2年度に最新式の内部品質センサー選果機を導入。以前から使用していた同機と計2台で選別することで処理能力が約2倍となり、令和2年度はほぼ全量を年内に選果し、高単価で販売しました。

導入効果

【生産者】所得増大に結びついた

【JA】作業の効率化・精算事務をスムーズに行えた


 長年にわたり販売事業に力を入れてきたJA営農部園芸販売課の藤原賢課長補佐は「平均単価の上昇は、収益性の高い品種の導入や品質ワンランクアップに注力している生産者の努力のたまものでもある。これからも、生産者の所得増大に結びつくようブランド強化に力を入れていく」と話しました。


令和3年度目標

【数量】27万ケース(1ケース10kg/前年比107%)

JAでは、令和6年度までに果樹販売金額10億円を掲げています

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