JAいわて花巻西和賀花卉生産組合は3月11日から2日間、岩手県西和賀町の4戸の育苗ハウスでリンドウの播種作業を行いました。

　播種は全て手作業。竹串や先端に針を付けた棒を使い、1、2mmの種を培土が入ったセルトレーの穴に2、3粒ずつ落としました。2日間で、県のオリジナル品種7品種と同町のオリジナル品種12品種の他、試験用品種約40系統などを128穴のセルトレー約1,230枚にまきました。同町の生産者22戸の育苗を担います。

　11日は、同町沢内の南川信一さんのハウスで作業。育苗生産農家やJA、西和賀農業振興センターの職員など11人が約300枚にまきました。南川さんは「健全な苗を農家に渡したい。そのために重要となる温度に気を付け、管理していきたい」と話しました。

　同組合のリンドウは、地域特有の涼しい気候と昼夜の温度差により鮮やかな色合いに育ちます。紫を中心にピンク、白など10種類以上のオリジナル品種も栽培します。苗はハウスで管理した後、6月上旬から生産者に配る予定です。

前のページに戻る