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ジビエの活用探る 轟木農家組合が研修会を開催

2021年2月26日

 JAいわて花巻轟木農家組合は2月21日、岩手県花巻市のJA笹間支店・太田支店で鳥獣被害対策研修会を開きました。

 同農家組合がある笹間地区では、熊や鹿、イノシシなどの出没が相次ぎ、園芸作物を中心に農作物被害が発生しています。このことから、害獣被害をネガティブに捉えず、害獣との付き合い方をプラス思考で捉えようと研修会を開きました。

 同日は、組合員やJA職員ら約40人が参加しました。八重樫広志組合長は「当地区のみならず、熊の出没や鹿、イノシシの目撃など、農業被害の恐れが他人事とは思えない。講師の話を聞き、学んでほしい」とあいさつ。官民連携の協働事業として「大槌ジビエソーシャルプロジェクト」に取り組むソーシャル・ネイチャー・ワークスの藤原朋取締役と及川一輝さんが「害獣を『まちの財産』に」と題して講演しました。及川さんは、同プロジェクトを立ち上げるまでに開いた研修会や視察などの活動を紹介。「大槌ジビエサイクル」として鹿の捕獲から販売までの流れを説明したほか、角や皮をキーホルダーに加工したりワークショップで使用するなど、観光資源として活用している特徴を参加者たちに伝えました。参加者たちは鹿肉の寄生虫の有無や狩猟期間、放射性物質による出荷制限の状況などの質問を通し、ジビエ(野生鳥獣の肉)の活用方法を探りました。

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