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ヒツジ肉ソーセージに「二子さといも」 花巻農業高校が試食会

2020年12月29日

 ヒツジ肉のソーセージ開発に取り組む県立花巻農業高校食農科学科2年生のソーセージ研究班7人は12月25日、北上市二子町の特産品である「二子さといも」を使った試作品の試食会を同町の川端公民館で開きました。

 同班は、耕作放棄地対策として県内で広がっているヒツジの放牧に着目。地域の活性化に向けてヒツジ肉の使用用途を広げようと開発を進めています。食品メーカーなどのプロの意見も取り入れ、肉の臭みを消してうまみを引き出そうと同校で栽培、加工した米こうじを加えたり、製法にこだわるなどの試行錯誤を重ねてきました。

 開発を進める中で、同町在住のメンバーがほとんど廃棄されてしまう「二子さといも」の頭芋に着目。有効活用して地域活性化に貢献したいと試作することにしました。11月上旬には、生産者でJAいわて花巻北上地域野菜部会さといも専門部の高橋豊部長のほ場を視察。収穫体験や頭芋について学んだほか、JA北上地域二子さといも選果場の見学も行いました。

 同日は、高橋部長やJA、同市の職員など5人が試食。ヒツジ肉を使ったソーセージ、米こうじを加えたソーセージ、米こうじと生の「二子さといも」を練り込んだソーセージの3種類を食べ比べ、食感や食味、香りなどを確認しました。「ヒツジ肉のみの物が食感が良い」「二子さといもを入れると、ふわふわになっておいしい」「頭芋ではなく、子芋でも試してほしい」などと、さまざまな感想が上がりました。高橋部長は「二子さといもを入れるとヒツジ肉の香りが抑えられて食べやすい。ぜひ二子さといもを入れて商品化を目指してほしい」と期待を寄せました。

 生徒たちは感想を聞いた上で、「二子さといも」の配合量を変えたりヒツジ肉と豚肉を混ぜて作ったりと今後も試行錯誤を重ねる考えです。将来的には商品化を目指します。

 同町在住の菅原小聖さんと後藤遥奈さんは「感想を聞いて良い商品になると手応えを感じた。商品開発を頑張り、商品化を目指したい」と話しました。

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