JAいわて花巻は、新型コロナウイルス感染症の影響により農畜産物の需要が低迷し、生産者の営農活動への影響が懸念されることから、総額1億円規模の独自の生産者支援対策を打ち出しました。12月25日に開いた理事会で決めました。

　春には、花きや牛肉の需要が低迷。さらに、JAの主力である米にも影響が出ていることから支援策を講じることにしました。

　米や小麦などの米穀販売品、野菜や花きなどの園芸販売品、生乳や繁殖などの畜産販売品など、令和2年度の出荷品目を対象に支援策を講じます。対象期間は、米穀販売品は令和2年3月から令和3年2月末までの出荷分、園芸・畜産販売品は同期間の出荷精算分。米は1袋(30kg)33円、水稲種子は1袋(20kg)20円、小麦と大豆、雑穀は1kg1円、園芸販売品は販売額の0.5％相当額、畜産販売品は販売額の0.4％相当額を支援します。米穀販売品は6,161万円、園芸販売品は1,626万円、畜産販売品は2,237万円の支援を計画。支援金は、令和3年3月中に支払う予定です。

　伊藤清孝組合長は「今年度出荷いただいたすべての農畜産物を対象に、広く支援をする。生産者が経営を継続できるように力を注ぎたい」と話しました。

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