JAいわて花巻遠野支店・上郷支店・宮守支店は１０月９日、遠野市立上郷小学校の５年生１３人と児童の祖父母、JA職員、地域の農家との稲刈り体験を開きました。

　総合学習の一環で今年で２４回目です。田んぼを所有する菊池正則さんが鎌の使い方や稲の刈り方を指導しました。児童は８aの田んぼで、５月に手作業で植えた「ヒメノモチ」の稲刈りとはせ掛けを声を掛け合いながら楽しく体験。地域の農家や祖父母に教わりながら稲作についての理解を深めました。

　小野尾蒼空さん（１１）は「初めて稲刈りを体験し、昔は毎年このような稲刈り作業をして米を収穫していることが分かった。感謝の気持ちを持って今後ご飯を食べたい」と話しました。
　菊池さんは「子どもたちに田植え、稲刈り体験を通して農業に関心をもってほしい。今後も継続していきたい」と話し、JA遠野地域青年部の菊池崇委員長は「今回の稲刈り体験と販売体験など、一連の体験を通して農業に興味をもってもらえるとうれしい」と話しました。

　収穫した米は、１１月に同校の収穫祭で振る舞うほか、１１月下旬から１２月上旬頃に夢産直かみごうで販売を体験する予定です。

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