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秋の味覚「二子さといも」 販売目標7500万円

2020年9月17日

 JAいわて花巻は9月17日、北上市のJA北上地域二子さといも選果場で、特産サトイモ「二子さといも」の出発式を開きました。

 今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、いものこ汁試食会と保育園児のアトラクションを実施せずに、出発式を開催。JAや生産者、行政、市場関係者ら約60人が出席し、出荷最盛期へ向けて弾みをつけました。今年度は、100戸の農家が25haで栽培し、出荷量175t、販売額7500万円を目指します

 
 「二子さといも」は、同市二子町を中心に数百年以上栽培している全国的に珍しい「赤茎(あかから)」の品種。一般的な品種と異なり、収穫期に茎が赤くなります。滑らかな食感と強い粘り気、煮崩れしない柔らかさと独特の深い味わいが特徴です。味にこだわり、質の良い種芋を選別し、受け継いできた取り組みが認められ、2018年9月に農林水産省の地理的表示(GI)保護制度の登録を受けました。現在、ブランド力の強化や知名度アップに取り組んでおり、今年度は段ボール箱を新調し、さらなる販売促進につなげています。


 当日は、JAの伊藤清孝組合長らによるテープカット後、県内3市場と各販売先に向けて約2・1tを出荷しました。JA北上地域野菜部会さといも専門部の高橋豊部長は「今年度の出荷が始まったことをうれしく思う。数百年以上栽培している秋の味覚である安心・安全でおいしい『二子さといも』を消費者に届けられるよう努力する」とあいさつしました。伊藤組合長は「『二子さといも』の出荷は県内市場がほとんど。これからは全国に向けた発信をしていく。安全・安心な『二子さといも』を消費者に届けたい」と話し、同市の高橋敏彦市長は「素晴らしい品質の『二子さといも』の収量を増やせるよう行政としてバックアップしていく」と話しました。
 JA北上産地直売所「あぜみち」では「二子さといも特産宅配便」として、10月20日まで発送の予約を受け付けています。問い合わせはJA北上産地直売所「あぜみち」、(電)0197(71)1338。

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