JAいわて花巻野菜部会は９月１６日、北上市と花巻市の３ほ場でアスパラガス簡易雨よけ栽培試験圃研修視察を開きました。

　部会員やJA職員、関係機関など約４０人が参加しました。営農部園芸販売課の千葉秀彦課長が「アスパラガス簡易雨よけ栽培の実証ほ場と先進地の事例を併せながら学んでほしい」とあいさつしました。同試験の中間報告を県中部農業改良普及センターの職員が説明。設置場所により程度の差はありますが、全ての実証ほ場で試験区の茎枯病の発生抑制効果が認められました。参加者たちは、各実証ほ場の簡易雨よけの設置状態を確認し、質問や意見交換をしながら簡易雨よけ栽培における防除効果を確認しました。

　同試験は、被覆により降雨を遮断することでアスパラガス茎枯病の発病を抑制することができるとの知見があり、他県では普及が進んでいることから昨年度からJA管内における防除効果と経営評価をするために実証ほ場を設置しています。

　営農部園芸販売課の担当者は「次年度以降は簡易雨よけ栽培の普及拡大を目指し、補助事業など要望しながら推進していく」と話しました。

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