JAいわて花巻は9月24日、岩手県花巻市のJA東宮野目倉庫で令和2年産米の初検査を行いました。

　初検査に先立ち行われた新発式には、農産物検査員やJA職員など約30人が出席。倉庫を清めて作業の安全を願い、出席者たちは乾杯をして豊作を祈願しました。小原卓志常務は「JA出荷の推進や公正で確実な検査、気持ちよく働ける職場環境づくりをしてほしい」とあいさつしました。

　その後行われた検査では、宮野目地区の7経営体が出荷した主力品種の米「ひとめぼれ」666袋(1袋30kg)を検査。全量1等に格付けされ、好スタートを切りました。

　今年産米の作柄は平年並み。7月の低温により2日ほど生育が遅れましたが、8月の好天により生育が回復しました。刈り取り期前の降雨により倒伏が散見されることから、JAでは刈り遅れがないよう呼び掛けています。検査はJA管内28カ所で10月下旬まで続く予定。JAは米産地の供給責任を果たすため、今年産は180万袋の集荷を目指します。

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