JAいわて花巻北上地域青年部和賀支部は10月2日、北上市立いわさき小学校の5年生21人に稲刈りの指導をしました。

　この活動は、同校の総合学習の一環として毎年実施。今年度は、肥料散布や代かきなど田んぼの土づくりから部員たちで行いました。田植えは、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、5月に部員たちが田植え機を使って田んぼの一部に苗を植え、後日残りの2割程度を児童と学校関係者のみで手植え体験をしました。

　同日は、部員5人が鎌の使い方や刈り方を指導。児童たちは丁寧に「ヒメノモチ」を刈り取り、束ねてからはせ掛けを体験しました。刈り取った米は部員たちが乾燥調整や精米をし、学校に届ける予定です。

　初めて手刈りを体験した小林千桜さんは「家族が稲作をしていて、稲刈りを見たことがあるから簡単にできた。束ねる作業も最初は心配だったが、上手にできた」と笑顔を見せました。

　小原康史支部長は「農業は楽しいことと、みんなで支え合いながら米を作っていることを感じてほしい。子どもたちが農業に触れる機会が減っていることから、この活動を続けて食育を進めていきたい」と話しました。

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