JAいわて花巻女性部八幡支部は10月15日、岩手県花巻市のJA石鳥谷支店でフリーマーケットを開きました。

　支部活動を通して作った商品などを、毎年10月にJA本店に特設したイベント広場で開いていた「農業まつり」のほか、女性部のイベントや行事などで販売していましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため軒並み中止が決定。「みんなで作った商品を販売したい」との思いから、地元支店である同支店の佐藤道輝支店長と相談し、フリーマーケットが実現しました。支店を拠点にして10月から毎月1回、12月まで販売を続ける予定です。

　10月は、来店者が増える年金支給日に合わせて開きました。5月に部員に苗を配布して栽培したサツマイモを持ち寄ったほか、支部活動として6月に廃油を原料に作った手作りせっけんを販売。部員が栽培したピーマンやネギなどの野菜、手作りのマスクやバッグ、布草履などのクラフト作品、ハロウィンカボチャなども並びました。販売は、部員5人が担当。来店者と世間話や野菜の栽培方法、調理方法などを話しながら販売しました。

　鎌田愛子支部長は「コミュニケーションを取りながら販売でき、私たちも楽しい。支店での販売は初めてだが、地域住民とゆっくりと話しながら販売できる場、部員が楽しめる場として続けていきたい」と笑顔を見せました。

　佐藤支店長は「支店をよりどころにした活動で、地域の活性化に繋げたい。このような小さな活動を、今後も継続して支援していきたい」と話しました。

　来月以降は、11月12日と12月15日にフリーマーケットを開催。11月は旬の野菜を中心に、クラフト作品や衣類などを販売する予定です。

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