JAいわて花巻や県、北上市、生産者で構成する二子さといも協議会は６月２５日、同市のほ場で二子さといも栽培講習会を開きました。

　生産者やＪＡ、同市の職員など４１人が参加しました。ＪＡ職員が土寄せの管理や防除、追肥などについて説明。土寄せを行う際は、葉の枚数を確認し、根を切らないよう注意することや虫が活発に活動する時期になることから防除の徹底を呼び掛けました。その後、管理機を使用した土寄せ後の実演も実施。生産者は、質問や意見交換をしながら土寄せの方法や栽培管理、追肥の種類について確認しました。

　「二子さといも」は、同市二子町を中心に栽培している全国的に珍しい「赤茎（あかから）」の品種。滑らかな食感と強い粘り気、煮崩れしない柔らかさと独特の深い味わいが特徴です。２０１８年９月に県内で４件目、野菜では初となる地理的表示（ＧＩ）保護制度の登録を受けました。現在、ブランド力の強化や知名度アップに取り組んでおり、ＧＩマークが印刷された段ボール箱やシールを付けて販売を行っています。
　営農部北上地域営農グループ園芸課の中村善希さんは「講習会を通して、栽培技術の向上につながってほしい」と話しました。

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