（株）グレンシーズ花巻は６月１７日、花巻市のＪＡいわて花巻総合営農指導拠点センターで設立総会を開きました。ＪＡや関係機関など約４０人が出席しました。

　同社は、ＪＡ小麦採種生産組合の構成員である出資法人と個人の出資者が、花巻地域の小麦種子の生産合理化を図るために設立。現在は、各法人が所有する乾燥調製施設で主に乾燥作業を行っていますが、施設が老朽化しているため、種子の品質確保が困難となっています。これを改善すべく、国庫補助事業を活用し同市に新たな小麦種子乾燥調製施設の整備を行うことで、小麦種子の高品質生産と安定供給を目指します。

　設立発起人代表あいさつで高橋新悦代表は「組合員６法人での活動で約９０㌶を栽培し、県内シェア７６％をほこり、県内外へ相当数を出荷している。活動方針として肥培管理、生育管理の徹底、品質の均質化を図り、信頼される優良種子生産に努めブランド化を目指して活動していく」と話しました。

　グレインは「穀類」、シーズは「種」という意味があることから略してグレンシーズとし、花巻市からの発信ということから「グレンシーズ花巻」と名付けました。

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