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雑穀移植スタート 土づくりに工夫

2020年6月3日

 雑穀の移植栽培に取り組む、JAいわて花巻の子会社、(株)JAグリーンサービス花巻プロ農夢花巻事業本部は6月3日、花巻市内の圃場(ほじょう)で移植作業を行いました。


 同社は、2017年から雑穀の移植栽培を本格的に行っています。全国から需要があるものの高齢化などで栽培面積は減少傾向のため、機械化体系による移植栽培を模索。19年度は、「タカキビ」と「イナキビ」の収量を確保するなど成果を上げました。
 移植だと、種まき後の間引きや除草などの作業を減らせるほか、種まき後に大雨などで種が流失する恐れがなくなるなどのメリットがあります。畝間を70cmにすることで管理機などの機械で作業でき、省力化にもつながります


 同日は、同社の社員4人がポット田植え機を使い、5月上旬に播種(はしゅ)したモチアワを約30aの圃場に植えました。苗を確実に植えるため、今年から新たに圃場の土作りにこだわっています。トラクターで耕うん作業を3回行い、圃場の土を細かくするなどの工夫をしました。


 田植え機は雑穀用に改良。畝間を確保するために4条植えを2条植えにしているほか、爪を幅広で深植えできる特注品に変更しました。安定的に土寄せでき深く植えられるように、毎年微調整を重ねています。秋にはコンバインを使った刈り取り作業を予定します。
 同社営業課の高橋一矢課長は「ニーズのある主要な穀種を安定的に栽培し、供給できるよう機械化体系を構築している。安定的に栽培できるよう確立し、農家にも広めていく」と話しました。

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