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地域の宝「二子さといも」学ぶ 北上市立二子小学校で授業

2020年6月19日

 北上市立二子小学校の5年生37人は6月17日、同校で地域の特産品である「二子さといも」について学びました。

 「二子さといも」は、同市二子町を中心に栽培している全国的に珍しい「赤茎(あかから)」の品種。滑らかな食感と強い粘り気、煮崩れしない柔らかさと独特の深い味わいが特徴です。平成30年9月に県内で4件目、野菜では初となる地理的表示(GI)保護制度の登録を受けました。現在、ブランド力の強化や知名度アップに取り組んでおり、GIマークが印刷された段ボール箱やシールを付けて販売を行っています。

 同校では、総合学習の一環として毎年5年生が「二子さといも」について学習しています。春には種イモを植え付け、秋に収穫する予定です。収穫後は、例年学校行事の「いもっこフェスティバル」で5・6年生が調理をして提供しています。

 同日は、生産者でJA二子さといも生産組合の高橋豊組合長やふたごいものこ母ちゃんの会の及川律子会長、二子地区交流センターの小田島隆信センター長、JA職員の計6人が授業。児童たちは歴史、特徴・特色、育て方、料理・栄養の4グループに分かれて学びました。各グループ児童からの質問に答える形式で、児童からは同市で「二子さといも」が作られるようになった理由やおすすめの料理など、さまざまな質問が上がりました。料理・栄養グループを担当した及川会長は、児童の「毎日食べられるおいしい料理は」の質問に、みそ汁を勧めました。

 料理・栄養グループで学習した小原紗英さんは「赤茎は貴重で体に良いことを知り、二子さといもの魅力を再発見することができた。いものこ汁の粘り気があるところが大好きで、秋になると食べたくなる」と笑顔を見せました。

 育て方グループを担当した高橋組合長は「大人になっても二子さといもを食べ続けてほしい。そして、人にも勧めてもらえればうれしい」と願いました。

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