ＪＡいわて花巻無料職業紹介所「アグリワーク」は、来年度から対象地域をＪＡ管内全地域に拡大します。

　拡大に伴い、１２月４日から３日間、各地域の計４会場で求人者を対象にした説明会を開きました。法人や農家など１３人が参加し、「アグリワーク」の利用ついて理解を深めました。

　４日に北上市のＪＡ北上支店で開いた説明会には、５人が参加しました。ＪＡ職員が利用手順や労働条件、求人票の書き方などを説明。「求人票は、働き手が必要な時期の１カ月前に提出していただくと求職者を紹介しやすい」と呼びかけました。参加者からは、求職者がどのような働き方を求めているかなどの質問が上がり、「アグリワーク」の利用に向けて理解を深めました。

　同日には、過去に求人票を提出したことがある求人者を対象にした労務管理について学ぶ学習会を花巻市で開催。社会保険労務士からパート雇用における労務管理の注意点について学びました。

　「アグリワーク」は、農業の担い手の高齢化や後継者不足による労働力確保対策として今年度に開所。初年度は花巻地域のみを対象とし、１１月末時点で１５件の法人や農家から３３人の求人があり、３７人の求職がありました。のべ２０件のマッチングが成立しています。７月には花巻市と農作業体験会を開き、求職者が増えるなどの成果が出ました。ＪＡ管内全地域を対象にした求人の受付は来年の２月３日から、求職者の募集は３月上旬からを予定します。

　「アグリワーク」の髙橋徹所長は「ＪＡ管内全地域を対象にすることで、労働力不足のさらなる解消に向けて取り組む」と意気込みます。

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