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先進技術や研究成果を学ぶ 花巻サテライトがシンポジウムを開催
2019年12月3日
岩手大学生産技術研究センター花巻サテライトは11月29日、花巻市のホテルでシンポジウムを開きました。
同シンポジウムは、花巻サテライトの成果報告と市内企業に最新の情報を提供することを目的に毎年開催しています。今年度は「スマートイノベーションへのアプローチ~産業の生産性向上(農・工・観)~」をテーマに、同大学の教授や花巻サテライトの技術補佐員、民間企業から6人が発表。同大学の教授や農家、市内企業、行政関係者ら約70人が先進技術や研究の成果を学びました。
同大学農学部植物生命科学科の古川信幸教授は「ウイルスベクターによるリンドウの高速開花とその育種への利用」と題して講演。ウイルスベクター技術を用いることで、通常2年かかるリンドウの栽培を約6カ月で経過させ、新品種育成期間を大幅に短縮できる研究成果を報告しました。花巻サテライトの梅木紳太郎技術補佐員は、農業の見える化を図ろうと実施したドローンを用いた水稲モニタリングについて報告。生育度を数値化し、追肥量と整玄米率との関連性などを調べた研究成果を発表しました。梅木さんは「来年度は農家に収量向上策の具体的な提案ができるようにしたい」と意気込みました。参加者たちは質疑応答を通して、さらに理解を深めました。