ＪＡいわて花巻は１１月２１日、ＪＡの主力品種でオリジナルブランドのサンふじ「賢治りんご」のトップセールスを大阪府の大阪市中央卸売市場で行いました。

　ＪＡの髙橋勉組合長やＪＡ果樹部会の小田島節夫部会長、ＪＡ全農いわての畠山俊彰県本部長、花巻市の上田東一市長など８人が参加。仲卸業者や買参人に約４０個の「賢治りんご」を試食提供し、その魅了をアピールしました。髙橋組合長は「生産者が心を込めて作り、おいしいリンゴが出来た。一生懸命生産し、これからもたくさん出荷していく」と力強く話しました。

　その後のせりでは、特秀２８玉の５５万円の過去最高額で競り落とされ、今後の出荷に弾みを付ける結果となりました。

　大果大阪青果（株）との意見交換会も実施。小田島部会長が同社の西浦久雄専務取締役たちに産地の生育状況などを伝えたほか、意見交換を行いました。

　同日、大果大阪青果（株）に「賢治りんご」５３０ケース（１ケース１０kg）が入荷。箱平均価格は５０４３円となりました。

　「賢治りんご」は、ＪＡのオリジナルブランド。内部品質センサーで選別し、糖度１３度以上、蜜入り指数２．５以上の基準を超えているサンふじが該当します。ＪＡは今年度、台風１９号の影響により大幅な減収を見込んでおり、サンふじを出荷量５万５０００ケース（前年比５８％）、うち「賢治りんご」を３万３０００ケース（同５６％）の出荷を計画しています。現在出荷のピークを迎え、１２月下旬まで出荷される予定です。

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