北上市立二子小学校の２年生３６人は１０月２４日、ＪＡいわて花巻北上地域二子さといも選果場の見学をしました。

　「二子さといも」は、同市二子町を中心に栽培されている全国的に珍しい「赤茎」の品種。強い粘り気と独特の深い味わいが特徴です。昨年の９月下旬には、県内で４件目、野菜では初となる地理的表示（ＧＩ）保護制度の登録を受けました。ブランド力強化や知名度アップに取り組んでいます。

　同校は、地域の特産物である「二子さといも」のことを知り幼い頃から理解を深めてほしいと、毎年２年生が同選果場を見学しています。

　児童らは、選別から箱詰め、出荷されるまでの一連の流れを見学。大きな選果機で、規格毎に選別し箱詰めされる様子に驚き、目を輝かせていました。また、出荷箱に箱詰めされた「二子さといも」を実際に持ち、その重さを体験しました。ＪＡ北上地域営農センター園芸販売課の中村善希さんは「多い日は１日で５０００kgを選果する」と説明。出荷箱に記載しているＧＩマークについても説明し、全国に誇る「二子さといも」の素晴らしさを伝えました。

　津志田凱斗くんは「二子さといもは、ネバネバしていて大好き。出荷箱が重くてびっくりした」と話しました。

前のページに戻る