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雑穀を移植 試験栽培に取り組む JAグリーンサービス花巻プロ農夢花巻事業本部

2019年6月12日

 雑穀の移植栽培の試験に取り組むJAいわて花巻の子会社、JAグリーンサービス花巻プロ農夢花巻事業本部は6月4日から2日間、岩手県花巻市内の圃場で移植作業を行いました。

 同社は、平成29年度から雑穀の移植栽培を本格的に行っています。全国から需要があるが、高齢化などで雑穀の栽培面積は減少傾向にあることから、直播栽培が一般的な中、機械化体系による移植栽培を模索。栽培技術の普及や増産に繋げようと取り組んでいます。昨年度はタカキビを植え付け。収量を確保出来たなどの成果が上がりました。

 移植だと、種まき後の間引きや除草などの作業を減らせるほか、種まき後のゲリラ豪雨などで種が流出する恐れがなくなるなどのメリットがあります。畝間を70cmにして植え付けることで管理機などの機械で作業でき、省力化にも繋がります。

 移植は、同社の職員4人が作業。ポット田植機を使い、5月上旬に播種したモチアワを2日間で約1haに植えました。田植機は雑穀用に改良。畝間を確保するために4条植えを2条植えにしているほか、爪を畑用の幅広で深植え用の特注品に変更しました。安定的に土寄せができたり、深く植えられるように、毎年微調整を重ねています。秋には、コンバインを使った刈り取り作業を予定します。

 同社の畠山譲本部長は「機械化体系を確立し、その技術を普及して栽培面積の拡大や農業者の所得増大に繋げたい」と話しました。

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