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雑穀で機械化模索 需要は全国に 作り手確保を JAグリーンサービス花巻プロ農夢花巻事業本部 移植栽培 本格的に

2019年5月13日

 JAいわて花巻の子会社、JAグリーンサービス花巻プロ農夢花巻事業本部は5月8日から2日間、花巻市のJA太田育苗センターで播種作業を行いました。

  448穴のセルトレーに種を2、3粒ずつ、「タカキビ」約530枚(約2ha分)、「モチアワ」約200枚(約1ha分)、「イナキビ」約70枚(約30a分)に播種しました。
 播種機は野菜用を使用。同社の職員が、種と培土を補給して種まき後のセルトレーをビニールハウスに移しました。温度や水などの管理を徹底し、5月下旬から同市内の3法人と個人3戸に出荷する他、「モチアワ」を自社栽培をします。出荷は6月上旬まで続く予定で5月下旬には「ヒエ」と「ハトムギ」の播種作業を行います。

  同社は、平成29年度から雑穀の移植栽培を本格的に行っており、JA管内産の雑穀を年間約500t取り扱っています。全国から需要がありますが、高齢化などで雑穀の栽培面積は減少傾向。直播(ちょくは)栽培が一般的な中、機械化体系による移植栽培を模索し、栽培技術の普及や増産につなげたい考えです。今後は栽培面積の拡大を目指し、法人や個人を対象に一畝運動を進める予定です。
 同社営業課の高橋一矢課長は「手探り状態の中、工夫して栽培している。温度や水の管理、鳥害に気を付けて良質な苗を出荷し、農業者の所得増大に努めたい」と話しました。

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