ＪＡいわて花巻西和賀花卉生産組合は３月１１日から２日間、４戸の育苗ハウスに育苗生産農家が集まりリンドウのは種作業を行いました。

　は種は全て手作業。わずか１．２mmの種を竹串や先端に針を付けた棒を使用して培土に落とし、手際よく作業しました。２日間かけて、オリジナル品種１４品種を含む１８品種のほか、試験用品種を西和賀地域の生産者２２戸分と花巻地域の生産者９戸分、１２８穴のセルトレー約１４００枚（約２．４ha分）にまきました。２０１９年度から本格的に栽培を始めるオリジナルの早生品種も種まき。１８品種の中で、最多の約３２０枚にまきました。

　初日は岩手県西和賀町沢内の南川信一さんのハウスで、育苗生産農家やＪＡ、西和賀農業振興センターの職員など１０人が作業。約３５０枚にまきました。

　南川さんは「温度管理と病害虫に気を付けながら育苗する。セルトレー１２８穴全てが使える苗づくりを目標に、均一な健苗を生産者に配布できるよう管理する」と話しました。

　同組合のリンドウは、昼夜の寒暖差と冷涼な気候により鮮やかな色合いを出します。紫を中心にピンク、白など１０種類以上のオリジナル品種も栽培。は種した苗はハウスで管理したのち、６月上旬に生産者に配布する予定です。

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