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食味ランキング特A連続獲得に向けて 「銀河のしずく」の育苗管理を確認

2019年3月11日

 JAいわて花巻とJA花巻地域銀河のしずく栽培研究会は3月6日、岩手県花巻市のJA総合営農指導拠点センターで県オリジナル水稲品種「銀河のしずく」の育苗管理指導会を開きました。

 生産者やJA職員など約30人が参加しました。髙橋春雄会長は、県中の「銀河のしずく」が平成30年産米の食味ランキングで特Aを奪還したことに触れ、「毎年連続して特Aを獲得しないと『銀河のしずく』の名を全国に知らしめることができない。栽培マニュアルを再度確認し、品質のよい米を作ってほしい。出来秋を期待しながら研究しよう」とあいさつ。営農部米穀販売課の髙橋宣充課長は「研究会の取り組みの成果が実績として出ている。この実績を積み重ねていきたいのでご協力をお願いしたい」と話しました。

 JAと県中央農業改良普及センターの職員が平成30年産の生育過程と今年度の栽培に向けた改善点を説明。苗作りでは草丈の短い「ずんぐり苗」を作ること、水管理では6月下旬から7月上旬に中干しをしっかりと実施すること、出穂期から開花期は水を抜かずに浅水管理をすることなどを呼び掛けました。育苗については、「基本は温度と水管理」と話し、浸種初日は水温12度以上の水に浸けること、苗立枯細菌病やもみ枯細菌病の発生を抑えるため催芽・出芽温度は30度を厳守することなどを伝えました。参加者たちは特A連続獲得に向けて、栽培管理技術を確認して意識を高めました。

 県中央農業改良普及センターの職員は、農業生産工程管理(GAP)の取り組みについても説明しました。岩手県版GAP確認制度を例に、チェックシートの内容ややり方、具体例のほか、JA管内で米「銀河のしずく」を栽培していて同制度に取り組んだ1法人と1個人の事例を紹介。「チェック項目が多いが、よく読めば簡単で当たり前のことが多かった」との声があった一方で、「家族の協力を得ることや倉庫の整理整頓が大変だった」との声もありました。

 8日には、北上市のJAさくら支店で北上市内の生産者を対象とした同指導会を開きました。

 「銀河のしずく」は平成28年秋にデビュー。「JAいわて花巻版『銀河のしずく』高品質・良食味米栽培マニュアル」に基づいて栽培します。食味ランキング特Aの連続獲得を目指し、整粒歩合80%以上、玄米タンパク質含有率7・3%以下を目標に掲げます。JAでは今年も栽培ステージごとに指導会を開催。安全・安心で良食味の米作りに力を注いでいきます。

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