JAいわて花巻

花巻農業協同組合公式ホームページ

ホーム > お知らせ・あぐり情報  > 「緑白綬有功章」受章 髙橋明さん・医久子さん夫妻 江川幸男さん

お知らせ・あぐり情報 News

「緑白綬有功章」受章 髙橋明さん・医久子さん夫妻 江川幸男さん

2018年11月27日

 (公社)大日本農会が主催する2018年度農事功績表彰の複合部門で、西和賀町のやまに農産㈱を経営する髙橋明さん(66)、医久子さん(64)夫妻と、遠野市で民宿「MILK-INN江川」を経営する江川幸男さん(69)が緑白綬有功章を受章しました。

 同表彰は、長年にわたる努力と創意工夫によって農業における新しい技術や経営の改善に挑戦し立派な経営を築かれるとともに、地域のリーダーとして技術の導入や普及、産地の形成、青年農業者の育成などに貢献してきた農業者のほか、農業技術の普及、研究開発などに寄与した方に授章します。

 やまに農産㈱は、水稲のほか、野菜や苗物の生産、同町特産品のワラビを利用した農産加工、観光農園を取り入れた複合経営を行っています。特にワラビの加工に力を入れ、明さんが考案した「澱粉(でんぷん)濾過(ろか)精製機」で、「わらび粉」を製造します。医久子さんは、町内の菓子店3店舗と「わらび餅の里づくり協議会」を設立。わらび粉100%のわらび餅を商品化するなど、地域農業に大きく貢献しました。地域を牽引してワラビの振興に貢献したほか、複合経営のモデルとして地域をリードし、夫婦で地域の活性化に貢献したことが評価されました。

 江川さんは酪農を経営の柱として、原木きのこや山菜の生産・販売のほか、農家民宿やどぶろくの製造・販売を組み合わせた経営の多角化で、山間地域のアグリビジネスモデルを実現。特にどぶろくの製造に力を入れ、市と連携して「どぶろく特区」認定に尽力するなど地域資源を生かした多角的な活動により地域のグリーン・ツーリズムやアグリビジネスを牽引し、地域の農林業の発展に貢献したことが評価されました。

 髙橋さん夫妻は11月20日、JAいわて花巻本店を訪れ、島津秀三郎専務に受章を報告。島津専務は「地域農業を継続して伝えていくことが大事。JAも支援を続けていく」と話しました。

 明さんは「名誉ある表彰を受けることができてうれしい。受章を励みに、さらに地域農業を守りたい。今後もJAと連携し、支援をいただきながら頑張りたい」と話しました。

前のページに戻る