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ブドウ良質な出来 ワイン仕込み始まる エーデルワイン

2018年9月7日

 岩手県花巻市大迫町のエーデルワインは9月6日、平成30年産ワインの仕込みを始めました。

 今年は、好天に恵まれ日照時間が多く降水量が少なかったことから、ブドウの生育は順調に推移。病害虫の発生が少なく、高品質なブドウの収穫に期待がかかります。9月からの昼夜の温度差による糖度の上昇や黒系ブドウ品種の着色も順調に推移しています。

 初日の仕込みは、10月中旬発売の赤ワイン用で同町を中心とした県産「キャンベル」約8tを使用。作業員が手際よくブドウをベルトコンベヤーに投入し、破砕機で枝を取り除き、実をつぶしたあと、皮ごとタンクに移しました。

 藤舘昌弘社長は「ブドウが良質な味に仕上がっており、間違いなく良いワインになる。農家が育てたブドウを心を込めて仕込み、愛されるワインを造っていく」と話します。

 同社は、18年度の国内外のコンクールで数々の賞を受賞。10月上旬までは赤やロゼなどを、10月中旬からは醸造専用品種「リースリング・リオン」などを仕込み、10月下旬まで作業が続きます。生食用品種と醸造専用品種、合わせて約350tを仕込む予定です。

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