ＪＡいわて花巻和賀町支店とＪＡ女性部北上地域支部西部支部は「貸衣装」をおこなっています。

単協時代に行っていた冠婚事業のなごりで、ウエディングドレスや留袖、羽織袴や訪問着、礼服などを格安で貸し出し、着物の管理やメンテナンスは女性部員が行っています。

 

 

 

「貸衣装」の取り組みは３０年以上行っており、豊富な品揃えや料金設定、融通のきく制度などで人気があり、年間３０着を超える取り扱いがありましたが着物離れから需要が減り、４～５年前から利用者が激減。年間３～４枚の貸し出しになっていました。

 

 

 

小学校の卒業式で袴姿での出席が増えたことから、地域住民や組合員家族からの要望があり、昨年から、３着だった子ども用を１２着に増やし、子ども用の着物や袴のレンタルを開始しました。

 

 

３月２０日には地元小学校の卒業式用に１２着の袴を貸し、女性部員や職員が着付けを行い、卒業の晴れの日を祝いました。

 

 

当日は子ども１０人、大人２人に貸し出し、着付けた。事前に顔立ちに合った着物を見立てたり、肩上げなども全て女性部員と支店が行った。子ども袴のレンタルと着付けを利用した高井智子さん（３２）は「ＪＡが貸衣装をしていることに驚いた。良心的な金額にもかかわらずデザインも素敵。関わりが無かったＪＡがぐんと身近になった」と笑顔を見せました。

 

 

料金も一般的な通常料金の約３分の１程度で行えるとあって、今後も利用者を増やし、組合員や地域に貢献していきたいと思っています。
 

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