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雪の天然冷蔵庫が今年も始動!雪室への雪入れ作業

2018年3月14日

雪の天然冷蔵庫が今年も始動!

雪室への雪入れ作業

 

日本屈指の豪雪地帯・岩手県西和賀町で3月7日、雪を活かした天然冷蔵庫機能を果たすJAいわて花巻の「雪室(ゆきむろ)」の雪入れ作業を行いました。

 

 

JA職員や町の除雪作業員ら約5人が除雪機やブルドーザーなどの重機2台を使い、同センターの雪堆積場の雪約200tを氷室へ詰め入れました。

 


 

同地域は3月にも2㍍近い積雪があり、毎年5月半ばまで雪が残っている豪雪地域です。地域ならではの雪を地域の資源として活用しようと、JA西和賀統括センターが昭和56年から取り組み始めたもので、エアコンを使わずに環境に配慮している点など、多方面から視察も訪れ注目を浴びています。また、同地域には同様のJAの雪室施設が2つあります。

 

 


室内温度は約3度に保たれ、農作物にとっても適切な湿度があり、作物のもちが良いのも特徴です。冷蔵機能は9月末から10月まで続きます。

 

 


雪室には、11月に収穫したリンゴが貯蔵され4月下旬に出荷されるほか、同町特産のリンドウやグラジオラスなどの花きや球根、イチゴなどの集荷物が市場出荷するまで保管されます。


JA米穀園芸販売課の柿澤邦広課長は「地域ならではの地域資源の活用は、電気エネルギーを使わずにエコであると同時にコスト削減に繋がる。保管した農作物の販売の際もストーリーが生まれ産地PRになる。全て農家に還元していきたい」と話しました。
 

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