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農家所得向上に 向 けた生産資材のコスト低減の取り組み

2017年10月25日

JAいわて花巻では、生産から販売までのトータルコスト引き下げの取組みとして、

生産資材コスト引き下げや奨励制度による生産者支援
~JAいわて花巻オリジナル水稲基肥「愛農土シリーズ」の開発、水稲農薬の品目統一、各種奨励対策~

を行なっています。

<取組内容>
(1)経過・背景
JAいわて花巻では、産地としての責任と信頼を構築するために、安全・安心で良質な米生産を行なっている。当組合員の農業経営は稲作を中心に展開しており、JA販売高も半数以上を米穀が占める。水稲にかかるコスト引き下げは組合員の所得向上に直結するとともに、肥料・農薬見直しは、安全・安心な米を消費者に届ける上でも重要事項のひとつである。
肥料・農薬の見直しのほか、物流コストの低減や各種奨励対策などで、生産資材のコスト引き下げなどに取り組み生産者支援を展開する。

(2)内容
水稲基肥「愛農土シリーズ」の成分見直しを図り、現行品よりも1袋当たりの窒素成分を上げ、10a当たりの施肥量を10㎏低減するよう設計を変更し、平成30年産米用より供給を開始する。10a当たりのコストは13%~20%低減となり、作業の省力化にも繋がる。農薬においては、水稲穂いもち防除剤を全地域「コラトップ」に品目統一し、ロット拡大によるスケールメリットで、1.5kg粒剤で約11%値下げした。
また、地域農業マスタープランによって増加する集落営農組織等大規模経営体に対し、年間に予約購入したBB肥料の総重量が4t以上を対象に、250円(税別)/1袋(20㎏)の奨励金を交付する「BB肥料大規模農家対策」を平成29年度から新たに導入した。
合わせて、肥料の購入金額に応じて交付する「肥料大口農家対策」、農薬も同様に「農薬大口農家対策」、更に担い手生産組織に対しては「農薬担い手生産組織対策」など、各種奨励対策でも生産者支援を行っている。
そのほか、平成22年までに配送方式を全農物流戸配送方式に全地域切り替えし、計画配送の実施で、物流コスト・農協在庫の圧縮により価格反映に取り組む。

(3)効果・成果・展望
開発した新たなJAいわて花巻オリジナル水稲基肥「愛農土シリーズ」は、2年間の試験結果で収量・食味等が現行品を上回るもしくは同等であったため、平成30年産米用より供給を開始する。新・愛農土シリーズの普及推進はもちろん、各種奨励対策を広く周知し利用を促し、農家所得向上に貢献する。

  
 

添付データ(PDF)

農家所得向上に 向 けた生産資材のコスト低減5つの取り組み

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