農事組合法人北上中央カントリーエレベーター利用組合は、８月３０日、北上市流通センターに新たに完成した穀類乾燥調整貯蔵施設「北上中央カントリーエレベーター」の竣工式を開きました。

同組合が自主運営し、９月中旬から稼働します。

ＪＡが運営する江釣子カントリーエレベーターが築４０年近く経過し老朽化しており、平成２３年度より受け入れている飼料米を含め稼働率は１００％を超えていることから、施設更新に向けて、平成２８年４月に自主運営する組織として同法人が設立。利便性向上や安定した集荷、均質化による良食味米の出荷を目指し、国、北上市、ＪＡが支援し、１０月に新築工事に着手しました。

竣工式には、同組合員やＪＡ、国会議員や県、市など約９０名が参加。神事が執り行われたほか、テープカットや稼働式などが行われました。

      

菊池光浩代表理事は、
「品質の裏付けとなるような良食味米の乾燥調整を行なっていく。コスト低減をはじめ、農家の要望に応えられるまでに組織を成長させたい。消費者ニーズに沿えるようＪＡとの情報交換も密にし、米産地確立を図れるよう、身を引き締めてしっかり取り組んでいく」と力強く語りました。

 

 

 

北上中央カントリーエレベーター

・総処理量は乾籾で約３０００t
・対象面積は４０８ha、平均荷受量２１０.８t／日
・異物を瞬時に除去する色彩選別機をはじめ最新鋭の設備を導入
・計量出荷設備はフレコン計量機、個袋計量機
・施設（機械室棟）は鉄骨造２階建て、延床面積９３９㎡

前のページに戻る