北上市は、地域の特産品を知的財産として保護する「地理的表示（ＧＩ）保護制度の登録に向けて、６月５日、「二子さといも協議会」を発足しました。構成員である生産者や市、ＪＡや県が連携し、二子さといもの産地保護や品質・栽培技術の向上、生産拡大に取り組みます。消費拡大やブランド強化を目指します。

同日に、北上市内で開いた通常総会には、委任状を含む会員１００人が出席し、新たな活動に向けて意識統一をしました。登録や栽培技術向上にむけた記帳管理や実証ほ場試験、現地確認や指導会の開催のほか、食味検査の実施やＰＲ活動などの活動計画を含む全３議案を可決しました。

就任した小原富美雄会長は「生産者たちは、長年かけて栽培技術や生産振興を行なってきました。ＧＩ登録でまた新たな可能性が広がる。産地と技術を次世代に繋げていきます。」と力強く語りました。

 

★地理的表示（ＧＩ）保護制度★

農林水産省が定めており、生産地の特性により、高い品質を持つ産品の名称を知的財産として保護する制度で、１５年６月に施行。全国では３５、岩手県内では奥州市前沢区の「前沢牛」が登録されています。

 

★二子さといもと登録に向けて★

全国でも珍しい赤茎品種のサトイモで粘りの強さとトロリとした食感が特徴。産地を守り今後の販売や育成の拡充を目指すため、生産者や関係者などを対象に昨年からGI登録に向けて説明会を実施し、制度や将周知してきました。

 

 

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