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体験レポート

宮沢賢治のふるさと!花巻の魅力を体感するモニターツアー

2019/03/23〜2019/03/24

 

 平成31年3月23日と24日の1泊2日で「宮沢賢治のふるさと!花巻の魅力を体感するモニターツアーを実施しました。

 

 本ツアーには県内在住の外国人4名の皆様に参加していただきました。

 1日目、4名の参加者は大迫コースと東和コースの二手に分かれましたが、ここでは大迫コースを紹介します。

 新花巻に到着した一行は最初に大迫町のぶどう農家のもとを訪れ、ぶどうの枝と鉄線を結わえる「誘引作業」を体験しました。農家さん曰く「ぶどうの生育に関わる重要な作業」とのことです。途中、雪が降りだす悪天候の中でしたが、農家さんの説明を受けながら丁寧に作業をすすめていました。

 

 午後からは、地元の大迫産のぶどうを使用したワインで有名な㈱エーデルワインの工場見学です。

 工場館内ではこれまでの大迫地区のワインの歴史と取組みの歩みを年表や図表で紹介しています。その中でも一際目を引いたのが醸造から数十年もののワインです。開封予定は今のところないとのことで、参加者(と事務局)は未だ味わえぬワインに思いを馳せました。

 

工場見学を終えた一行は大迫地区を後にし、石鳥谷地区の南部杜氏伝承館を目指しました。

 南部杜氏伝承館には、全国で活躍する南部杜氏の貴重な資料と無数の仕込み樽が展示されています。

 また試飲もでき、様々な種類の日本酒を味わいました。

 

ツアー2日目は東和コースと合流し、陶芸体験からスタートしました。

体験するのは花巻発祥の陶芸である鍛冶丁焼です。

材料の粘土を薄く伸ばし、器を作るのですが、材料を伸ばしきれなかったり、形が崩れたり悪戦苦闘の一行です。しかし、先生のアドバイスもあり、思い思いの器が完成しました。ここから窯焼きを経て、約1ヶ月程で完成するそうです。

 

次は会場を移動し、昼食のひっつみ・巻き寿司作りです。

ひっつみとは、花巻市で伝統的に食べられている汁物で、小麦粉をこねて薄く伸ばしたものを手でひきちぎり汁の中に入れたものです。

 参加者全員がひっつみ作りが初めてで、生地をひっつむ(手でひきちぎる。ひっつみの語源)作業を楽しんでいました。

 

 午後からは会場を宮野目地区の「花巻文化村」に移動し、下似内神楽の鑑賞です。下似内神楽はユネスコ無形文化遺産に登録された早池峰神楽の流派である岳(たけ)流の教えを受け、昭和24年から地元の宮野目地区で活動しています。

 公演された演目は、下舞(したまい)・鳥舞(とりまい)・三番叟(さんばそう)・木曽舞(きそまい)・権現舞(ごんげんまい)の5演目です。普段見ることが少ない神楽を食い入るように見つめる参加者4名の皆様でした。公演後は、神楽の装束を着付けしてもらい、演者と演奏者の皆様と交流を図りました。

 

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