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赤茎品種「二子さといも」 GI登録に向けて意見交換会

2017年2月17日

 JAいわて花巻や岩手県、北上市などで構成する二子さといも振興チームは2月15日、JA北上地域営農センターで「二子さといもの地理的表示保護制度申請に関する意見交換会と栽培講習会」を開きました。

 地理的表示(GI)保護制度は、農林水産物や食品のうち、名称から産地を特定でき、品質の特性が産地と結び付いているものを知的財産として保護する制度。2015年6月1日から施行されており、登録されるとGIマークを使用でき、他産品と差別化できるなどのメリットがあります。北上市と関係団体は、二子さといもを地域の宝として保護し振興していくための活動を重ねてきており、品目の特性や地域の歴史が同制度の趣旨に沿うと考え、登録に向けた活動を進めています。

 同日は、チーム員と生産者たち約40人が参加。北上市と県中央農業改良普及センターが新設する団体の役割などを提案したほか、二子さといもの品種特性と栽培方法の示し方や、 生産工程管理の定義と適合性の確認方法などについての考え方を示しました。また、生産者が二子さといもの生産基準に則っていることを確認する「生産工程管理適合性確認シート」の案を参加者に示し、参加者からの意見を聞きました。

 栽培講習会では、サトイモの伏せ込みや芽だしの管理、病害虫の防除方法などについて説明したほか、サトイモに使用できる農薬や使用するときの注意などを説明しました。同センターの土田典子主任改良普及員は「使う前にしっかりとラベルを確認してほしい」と呼びかけました。

 

 

豆知識~二子さといもって?~】

 二子さといもは、北上市の特産品として位置付けられ、同市二子地区を中心に栽培されているサトイモです。全国的に珍しく栽培も難しい赤茎の品種で、強い粘り気ともちもちとした食感が特徴。ふるさと納税やギフトなどで人気が高まっています。

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