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貯蔵・脱葉リンドウ 今年度の出来振り返る

2021年10月12日

 貯蔵・脱葉リンドウについて

 JAいわて花巻西和賀花卉(かき)生産組合青年部支部は10月6日、西和賀町のJA西和賀地域営農グループ農産物集出荷場で研修会を開きました。今年度の花卉出荷実績や「貯蔵リンドウ」と昨年から力を入れている「脱葉リンドウ」の取り組みの成果や課題を振り返り、来年度に向けた改善点や取り組み内容を検討しました。

 同日は、組合員やJA職員、市場など6人が参加。西和賀地域営農グループの高橋守グループ長は「今年度の取り組みから良かった点や改善点を洗い出し、次年度につなげよう」とあいさつしました。JA職員や市場担当者が今年度の成果や課題を報告。「貯蔵リンドウ」について市場担当者は、前年の反省を踏まえ、出荷時に雪室から出した後に常温に慣れさせてから出荷することで外気との温度差を解消し品質が維持されたことを伝えました。他には、箱を従来使用していた横箱から縦箱に変更した結果、良好な状態で市場に届いていると話しました。「脱葉リンドウ」については、加工業者の労力軽減と生産価格の向上につながり、今後の需要は高まると予想されていることや、規格の簡素化と品質保持が期待されていることを話しました。

 大堰功太支部長は「市場で有利販売され生産者にもメリットが見いだせる」と話しました。
 
 
貯蔵・脱葉リンドウが誕生した理由ー
 
 同組では6年ほど前に開花が前進し、需要期の盆よりも前に開花してしまうことが課題となっっています。そのため、同町の豪雪地帯ならではの天然資源の雪を生かした農産物冷蔵貯蔵施設「雪室」や予令庫の活用を模索。2016年から、7月下旬に収穫したリンドウを約2週間保存して盆に出荷する「貯蔵リンドウ」に、試験的に取り組み19年からは販売を開始しています。併せて、販路の拡大を目指そうと、加工向けとして組合員が脱葉して出荷する「脱葉リンドウ」にも昨年度から取り組んでいます。
 同組合のリンドウは、地域特有の涼しい気候と昼夜の温度差により鮮やかな色合いに育つ。紫を中心にピンク、白など10種類以上のオリジナル品種も栽培しています。
 

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