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天然冷蔵庫「雪室」 雪入れ作業!

2021年3月9日

 JAいわて花巻は3月4日、西和賀町で農産物冷蔵貯蔵施設の雪室に雪入れ作業を行いました。

 JA職員や町の除雪作業員など6人が作業。ロータリー除雪機やブルドーザーなどを使い、JA湯田支店・沢内支店周辺の雪約400tを雪室に詰めました。

 室内温度は約3度で湿度85%以上の低温、高湿度環境で農産物を保存し、乾燥を防ぎながら鮮度を維持します。雪室は、湿度の低い冷蔵庫と比べて鮮度の保持能力があり、元の新鮮さに近い状態での保存が可能です。

 3月中旬にリンゴを貯蔵し、4月中旬に雪室リンゴとして出荷します。5月からはアスパラガスやホウレンソウなどの野菜やイチゴ、ユリ、グラジオラスなどの出荷品や球根なども保存し、9月下旬まで保冷の役割を果たします。

 JA営農部西和賀地域営農グループ米穀園芸課の柿澤邦広課長は「今シーズンは積雪量が多く、スムーズに雪入れができた。天然の冷蔵庫で保管・管理した農産物を消費者に届けたい」と話しました。

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