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鹿児島全共に向けて系統雌牛群を調査

2020年11月11日

 JAいわて花巻肉牛繁殖生産部会花巻支部といわて和牛中央育種組合は11月4日、岩手県雫石町のJA全農いわて中央家畜市場でミニ現地検討会を開きました。

 部員やJA職員、県職員など約40人が参加。高橋政吉支部長は「近年、繁殖能力の低下と地域の特色ある系統が薄れるという危機感がある。そのため、関係機関と協力しながら改良を進めていきたい」とあいさつしました。

 系統雌牛群の調査会では、全国和牛登録協会の役職員など4人が、同部員が所有する黒毛和種の雌牛6頭と子牛5頭を調査。系統ごとに、特長を見て歩きました。調査検討委員たちは、それぞれの牛の良い点や課題点を発表。全体的に肩や胸がしっかりしていることなどを伝え、「良い点を理解して次の世代に繋げてほしい」と呼び掛けました。

 同協会の元参与の佐藤勝俊さんは「温故知新」と題して講演。花巻地域での和牛生産の始まりなどの歴史や過去の取り組みを参加者らに伝えました。同協会の穴田勝人専務は「花巻地域の現状と今後の展望」と題し、令和4年に鹿児島県で開かれる「第12回全国和牛能力共進会(鹿児島全共)」に向けての取り組みで重要なことや同地域の主な雌系統とその能力、今後の展望などを講話。全国的な和牛の能力の均一化により、より特色ある牛づくりが求められている中、付加価値を高める取り組みとしてブランド牛を作ることを提案しました。

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